精神分析におけるセックスとジェンダーを学ぶ会2021年第4回

2021年7月17日、「精神分析におけるセックスとジェンダーを学ぶ会」第4回を行いました。今回はロバート・ストラーの『性と性別―男らしさと女らしさの発達について』を取りあげました。1968年の文献なので倫理的に微妙な表現も多いですが、性と性別を分けて「anatomy is destiny」と言ったフロイトに反論し、core gender identity を提唱したことが功績と言えます。

男である・女であるという感覚はいつ頃から始まるのか、どのように形成されるのか、性やジェンダーに悩みを抱える方に対して、どのような視点で関わることが求められるのかなど、さまざまな議論がなされました。