専門家向け勉強会

精神分析におけるセックスとジェンダーを学ぶ会 2021

※参加者が十分な人数に達したので募集を締め切りました。

フロイトの時代からさまざまなことが変化しています。
ジェンダーの多様性、性役割の変化、フェミニズムをめぐる論争。
精神分析の世界はどうでしょうか。
ひとりひとりが確かな知を身につけ、臨床や研究に生かしていくために
改めて「男とは何か」「女とは何か」「性とは何か」ということを一緒に考えませんか。

開催日時:8月3月を除く第3土曜日21:00~22:30
開催場所:Zoom
内容:発表者のプレゼン30~40分、その後はディスカッション(初回に担当を割り振ります)
対象者: 本テーマに関心のある臨床家
参加費:全回5000円
申込み方法:office@minamimachida-counseling.comに①氏名、②電話番号、③住所、④所属先、⑤担当したい回の希望をご連絡ください。
申込み締め切り:2021年3月19日
問い合わせ先:
南町田カウンセリングオフィス 児島ゆう子
office@minamimachida-counseling.com
042-850-7083(基本的に留守番電話対応となっております。かけ直しますので、お名前、ご用件、ご連絡先を残してください。)

【参加を検討されている方へ
この勉強会は『精神分析にとって女とは何か』(西見奈子編著、福村出版)を参考に、主にその引用文献を読んでみようというものです。本書を読んで興味を抱かれた方はぜひご参加ください。
参加条件として経験年数などの条件は設けていません。レベルの違いがあってもそれを許容して、教える・教わることのできるグループにしたいと考えています。
英語論文を読むのが苦手という方もご安心ください。ひとりで読むのは億劫ですが、みんなで取り組めば案外読むことができるものです。
複数の文献を挙げている月もありますが、発表者のご意向で一部を省いていただいてもかまいません。
絶版になっていたり海外の文献だったりと、取り寄せの難しい文献もありますので、ご自身で用意が難しい場合は主催者にご相談ください。
違いを認め合いながら、無理せず、無理させず、楽しみながら学んでいきましょう。

内容:
4月17日 <フロイトとその批判①>
フロイトの性理論と女性論
Freud,S.「性理論三篇」「エディプス・コンプレックスの没落」「マゾヒズムの経済論的問題」「解剖学的な性差の若干の心的帰結」「女性の性について」「続・精神分析入門講義」「女性性」
5月15日 <フロイトとその批判②>
ドイチェの女性論(マザリングの円環構造)
Deutsch,H. (1925) The Psychology of Women in Relation to The Functions of Reproduction. International Journal of Psycho-Analysis. 6: 405-418
6月19日 <フロイトとその批判③>
ホーナイの女性論(ペニス羨望、女性のマゾヒズム論への批判)
Horney,K. (1926) The Flight from Womanhood: The Masculinity-Complex in Women, As Viewed by Men and by Women. International Journal of Psycho-Analysis. 7,324-339
Horney,K. (1935) Th Problem of Feminine Masochism. Psychoanalytic Review. 22:241-257我妻洋・安田一郎編集『ホーナイ全集 第一巻 女性の心理』26-48,264-292
7月17日 <ジェンダーアイデンティティと精神性的発達①>
身体の認識とジェンダーアイデンティティ
Stoller,R. (1968) Sex and Gender. Science House. 桑畑勇吉訳 (1973) 『性と性別―男らしさと女らしさの発達について』岩崎学術出版社
Stoller,R. (1976) Primary Femininity. Journal of the American Psychoanalytic Association. 24S:59-78
9月18日 <ジェンダーアイデンティティと精神性的発達②>
タイソンの精神性的発達論
Tyson,P. & Tyson,R. (1990) Psychoanalytic Theoryies of Development: An Integration. Yale University Press. 皆川邦直、山科満監訳 (2008) 『精神分析的発達論の統合②』岩崎学術出版社
10月16日 <心的両性性①>
ウィニコットの「男性的要素/女性的要素」「すること/いること」
Winnicott,D.W. (1971) Creativity and Its Origines. In Winnicott,D.W. (1971) Playing and Reality. Tavistock Publications. 橋本雅雄訳 (1979) 『遊ぶことと現実』岩崎学術出版社
11月20日 <心的両性性②>
ビオンの「コンテイナー・コンテインド」
Bion,W.R. (1959) Attacks on Linking. International Journal of Psycho-Analysis. 40: 308-315 松木邦裕監訳(1993)『メラニー・クライントゥデイ①』岩崎学術出版社106-123
12月18日 <ラカンに関する講義:(タイトル未定)> 講師:堀川聡司先生
1月15日 <フランスのセックスとジェンダー論概観>
Buhle,M.J. (1998) Feminism and Its Discontents: A Century of Struggle with Psychoanalysis. Harvard University Press.
2月19日 <関係精神分析から論じる男-女の対関係>
Benjamin,J. 2004 Beyond Doer and Done to: An Intersubjective View of Thirdness. Psychoanalytic Quarterly. 73:5-46