プロフィール

ごあいさつ

はじめまして。児島ゆう子と申します。このたびは南町田カウンセリングオフィスのウェブサイトをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

このページでは、私がどのような人間なのか、なぜ南町田カウンセリングオフィスを開室しようと思ったのか、カウンセリングや心理療法では何を大切にしているのかをお伝えしたいと思います。これからカウンセリングや心理療法を受けようとされる方にとって、それらは重要な情報だと思うからです。

私は大学、大学院で臨床心理学を学んだ後、がん専門病院でがん患者様のこころの支援に携わりました。その後、総合病院精神科でがん患者様への緩和ケアチーム活動を続けながら、カウンセリング、心理検査、集団療法、など多様な経験を積みました。病院付属の看護学校では学生相談にも従事し、学生生活を支えてまいりました。

お子さまからご高齢の方まで、さまざまな形でこころの支援に関わる中で、心理職にしかできないような、より専門的な実践をしたいと考えるようになりました。そこで開業心理相談室に入職し、カウンセリングや心理療法の経験を重ねました。その経験の中で、人のこころの不思議さや奥深さ、そのすばらしさに魅了されました。

そして、よりプライベートで静かな空間にクライエント様をお迎えしたい、私自身が責任を持ってひとりひとりとしっかり向き合うカウンセリングや心理療法を行ないたいと考え、南町田カウンセリングオフィスを開室することにいたしました。

カウンセリングや心理療法で大切にしていることは、丁寧な説明とクライエント様の自由意志の尊重です。カウンセリングや心理療法とはどのようなサービスなのか、どのような良いことがあるのか・・・やってみたいけど、わからないことが多くて踏み出せない方は多いと思います。

カウンセリングや心理療法では目には見えないこころを取り扱うため、一般的なサービスに比べて説明が難しいということはたしかです。しかし、なるべく専門用語を使わずに日常の言葉で説明し、理解を得る努力をすることが最初の信頼関係につながると考えています。

その上で、クライエント様の自由意志を尊重した対話を行ない、方針を決めていくことがカウンセリングや心理療法の初期には特に重要です。そして方針が決まってからも、説明責任とクライエント様の自由意志の尊重という態度は終結まで大切にし続けます

また、専門家として当然のことではありますが、サービスの質を保持・向上させるために知識技術の研鑽を重ねることを大切にしております。そのため精神分析理論に基づく心理療法の訓練を継続的に行っております。

さらに、他の心理療法理論に関する情報や、心理学に関する新しい情報にもアンテナを張り、クライエント様の利益に資するよう心がけております。

クライエント様にとって、誠実で信頼のできるカウンセリングや心理療法を提供できますと幸いです。


資格

臨床心理士(登録番号 第22351号)
公認心理師(登録番号 第25302号)

学歴

早稲田大学第一文学部心理学専修卒業
桜美林大学大学院国際学研究科人間科学専攻臨床心理学専修修士課程修了

学位

修士(心理学)

経歴

国立がん研究センター東病院
国立病院機構横浜医療センター
国立横濱看護学校
NPO法人カウンセリングオフィスSARA

所属学会・団体

日本心理臨床学会
日本精神分析学会
日本臨床心理士会
神奈川県臨床心理士会

業績

著書

『トラウマの精神分析的アプローチ』(松木邦裕編,金剛出版,2021年,「第4章:被害者が患者になるということ―欲動論から考える」を執筆)

論文

・フォーカシングにおけるフェルトセンスを比較的伴わないテーマに対するイメージ変容のプロセス 児島ゆう子,種市康太郎 心理学研究:健康心理学専攻・臨床心理学専攻,2,11-20,2012

・研修症例 性愛化された母親転移を呈する青年との面接過程 児島ゆう子 精神分析研究,63(2) ,232-237, 2019 

学会発表

・フォーカシングにおけるフェルトセンスを比較的伴わないテーマに対するイメージ変容のプロセス 児島ゆう子,種市康太郎 日本心理臨床学会第28回秋期大会,2009

・緩和ケアにおける患者・家族への精神・心理面の支援~他職種で行う患者・家族へのアプローチ~ 古野拓,椿原基史,高田博美,児島ゆう子,坂本はと恵 第68回国立病院総合医学会,2014

・緩和ケアにかかわる心理臨床家のつどい2015―患者、家族、スタッフによる物語を紡いでいく緩和ケアについて― 兒玉憲一,服巻豊,長友隆一郎,児島ゆう子,枷場美穂,小池眞規子,笠井仁 日本心理臨床学会第34回秋期大会,2015

・緩和ケアにかかわる心理臨床家のつどい2016―病院から離れた患者家族の緩和ケアを考える― 幸田るみ子,服巻豊,兒玉憲一,児島ゆう子,松向寺真彩子,長友隆一郎,笠井仁,黄正国,栗原幸江,小池眞規子 日本心理臨床学会第35回秋期大会,2016

・性愛化された母親転移を呈する青年との面接過程 児島ゆう子 日本精神分析学会第63回大会,2017

・私があなたになるとき―同性患者・治療者の「共鳴」― 児島ゆう子 日本精神分析学会第63回大会,2018

・「精神性的発達理論再考―女性のセクシャリティの獲得―」 児島ゆう子 日本精神分析学会第65回大会,2019

・コラージュ療法に関する基礎的研究―精神疾患による検討― 児島ゆう子,種市康太郎,稲垣理佐子,長尾美佐,齋藤聖 日本心理臨床学会第40回大会,2021